中国黒竜江省「三江平原開発」が起源
設立総会(平成元年12月|万代シルバーホテルにて)
助成金による技術交流事業(平成2年9月)
技術交流活動
環日本海新潟賞の受賞
創立7年目の平成8年2月に、これまで行ってきた実績が評価され第4回環日本海新潟賞を、趙利済東西センター副総裁、内藤正中島根大学名誉教授とともに受賞することができた。副賞の200万円は基金として利用。会員の地道な努力とともに、これまでの活動を支え、協力して下さった周辺の多くの方々の応援があったからこそ頂けたものと思う。特に平成7年12月に亡くなられた津田禾粒元新潟大学長は、会がこの賞を受賞できるように進んで推薦人になってくれた。
当会はボランティア団体でもあり、物、心両面で苦労の連続であるが、これからも今回の受賞を一つのステップとして、ささやかではあるが、技術交流を通じて実りのある国際交流を目指し努力して行きたい。受賞式は2月7日10時からホテル新潟で行われた。主催者である平山新潟県知事のあいさつ、外務省からの祝電披露があり、続いて亜細亜大学斎藤志郎国際関係学部教授の選考理由の報告があり、詳しく受賞者を紹介した。その後受賞に入り、外国国内50音順で頂き、受賞後、3人の記念講演が行われた。
平成8年2月29日13時から技術士センタービル8F大会議室A・Bで行われた総会の後、環日本海新潟賞受賞の祝賀会が、18時から19時30分まで同会場Cで開催された。
来賓として、新潟県を代表して鈴木直和 新潟県商工労働部長、鈴木伸作 新潟市産業経済局課長、目黒剛㈶新潟経済社会リサーチセンター理事長、赤津光一ジェトロ新潟事務所長、大学関係者として山口博新潟大学教授(環日本海研究会会長)、多賀秀敏新潟大学教授(環日本海研究会幹事長)ら多数が出席。会員を含め80名の盛会であった。
設立10周年記念行事【講演会・祝賀会】(平成11年9月14日)
手を取り合って21世紀を迎えよう 新潟県対外科学技術交流協会設立10周年を祝して
新潟県対外科学技術交流協会設立10周年を迎え、黒龍江省科学技術委員会と中日科学技術交流事業に携わる全省各界の人達を代表して、貴協会に衷心よりお祝いを申し上げます。同時に、中日科学技術交流事業に偉大な貢献をされました日本の方々に心から感謝申し上げます。
この10年間、我々双方は科学技術交流事業を通じて、双方の相互理解と友好を深め、双方の科学技術・経済・文化の発展を促進させてきました。代表団の相互訪問・技術交流・合作研究等、多種多様な方法で、中日科学技術者と各界の人達に国際科学技術交流と合作の機会を提供し、「取長補短、共同提高」(お互いに相手の長所を学び、自分の短所を補足し、共に向上すること)ができ、中日友好と科学技術交流事業に携わる中堅技術者を育成できました。
10年間の科学技術交流事業は我々の友誼を深めてきました。新潟県対外科学技術交流協会の会員は毎年増加し、双方の科学技術交流も最初の地質鉱産、水利事業等に限った内容から、今ではあらゆる分野の科学技術交流と合作に拡大してきました。哈爾濱、新潟間に直行便が開設され、便利な条件を提供してくれましたので、我々の距離はますます近くなり、合作事業もより一層発展できるようになりました。
魯迅先生は「世上本没有路、走的人多了就変成了路」(世の中、元々道のない所でも、大勢の人が歩けば道となる)と言いました。“新朋友”も忘れないで。我々は中日双方友好合作の道路開拓者の方々に永遠に感謝いたしますと共に、今後とも更に多くの各界の人達がこの交流事業に参加し、科学技術交流と経済合作を促進し、中日友誼の道をより一層広げることを願っております。「海内存知己、天涯若比隣」(海内に知己あり、天涯が近隣になる)。我々は双方手を繋いで21世紀へ向い、より輝かしい未来を創造していきましょう。
黒龍江省科学技術委員会 主任 王樹国(朴昌福 訳)
(現 哈爾濱工業大学長)